鈴鹿選手権 |
第6戦 レポート |
2008.9.20〜21 in 鈴鹿サーキット 南コース |
AM曇り/PM雨のち曇り 最高気温 24℃ 湿度 76%〜80% |
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鈴鹿選手権第6戦のレポートをお伝えします。 |
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僕がこのレースに出た一番の目的は、JAFジュニア選手権の東西統一戦のために鈴鹿を一回でも多 |
く走って経験を積むためです。 |
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ぼくは、スズカオープンクラスに出場しました。このクラスはFP−Jrで使用しているアドバンのSL02 |
タイヤで参加できます。重量は145kgとかなり重くなりますが、同じタイヤでFP−Jrに近い形で走れる |
ので、このクラスに参加しました。他のFP−Jrのドライバーも同じ事を考えて少しは集まると思っていた |
のですが、ぼく以外に一人もいませんでした。結局このクラスは5台のエントリーしかなく、さみしいレー |
スでした。しかし、鈴鹿で好成績の速いドライバーが参戦していたので、土曜日の練習の時に一緒に |
走り、鈴鹿での走り方を盗むことが出来ました。そのかいあってか、かなり攻略出来て走りが安定し、 |
セットアップもスムーズに進みました。自信を持って決勝に挑めました。 |
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今回のレースでもう一つクリアしたい課題がありました。それは、常に気持ちをリラックスさせて走りを |
硬くしないようにして走ることです。今までは、いつでも気合ばかりが先行していて、体が硬くなってし |
まって、感じれる事も感じれなくなっていました。そのせいで走りも迷いが出て、セットアップもなかなか |
進まない事がありました。今回はそれを直す為、練習から意識していました。その効果はすごく大きか |
ったです。走りの無駄がなくなり、スムーズな走りに出来ました。 |
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決勝当日、朝から曇っていました。鈴鹿は公式練習とタイムトライアルが同時に行われます。公式 |
練習7分、タイムトライアル5分間です。この日もリラックスして走れました。土曜日のベストタイムを、 |
コンマ3上回り、55秒9 が出せました。かなりいいラップが走れたと思ったのですが、0.04秒負けて |
2番手タイムでした。それでも予選ヒートは、走り方を教えてもらうつもりで挑みました。 |
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予選は、スタートでアクセルオンのタイミングが遅れて、2番手キープで1コーナーへ進入しました。 |
その後少しずつ差を詰めていき、ヘアピンでインに入りました。しかしコーナーの処理の仕方が悪く、 |
クロスラインを取られてしまいました。 |
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僕は、1コーナーや3コーナーでクロスラインの取られにくいコーナーでパスしたかったのですが、ス |
リップについていくのがやっとで、抜けませんでした。25Rコーナーでは追いつけるので、ヘアピンで楽 |
にインに入れるのですが、次の周の、1コーナーで抜き返されてしまいました。 |
ストレートの伸びがいまいち良くありませんでした。その後は、2番手の僕とトップは他の後続をぶっち |
ぎっていたので無駄なバトルはせず、ファイナルラップまで我慢しました。狙っていたファイナルラップ |
に4コーナーで隙があったので入り込みました。そのあと、何とか押さえ込んで最終コーナーまで来ま |
した。クランクコーナーの前まで僕の後ろにぴったり付いてきたので、最終コーナーで仕掛けてくるの |
は分かっていました。僕は、クロスラインを確実に取るために、少しブロックラインをとり、小さいラインで |
相手を進入させ僕はアウト側に戻り、最高の加速をして立ち上がりました。その方法が決まりトップで |
予選ヒートをゴールしました。このようなトップ争いをしたことは、良い経験になりました。 |
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そして、予選ヒートが終わった後、落ち着いていた天気が急変しいきなり土砂降りとなりました。 |
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FP-3クラスがスタートした直後に激しい雨が降り出し赤旗中断となりました。30分くらいは降り続き路 |
面はヘビーウエットとなりました。今回は、練習の為のレースのつもりだったのでレインタイヤの新品は、 |
用意していませんでした。天気予報でも、少雨の予報だったのでハーフウエットで使ったことのある1番 |
状態の悪いレインタイヤを持ってきていました。FP−Jrでの前半戦では天気に苦しめられたことがあった |
ので、いきなりの大雨が降っても焦りませんでした。 |
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しばらくして、雨が止み、太陽も雲の隙間からのぞく様になり路面は乾きつつありました。その時点で決 |
勝まで30分以上ありました。ギリギリまで待って出した答えはレインタイヤでした。乾いた路面もほんの少し |
見えていましたが、鈴鹿はミューが低いのでまだレインの路面状況と判断しました。シャーシはドライセット |
のままタイヤだけレインタイヤにはめ換えました。 |
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決勝では、他車も全員レインタイヤをつけていました。ローリング中に路面を確認しながら走りました。 |
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スタートは予選ヒートみたいに遅れはしませんでしたが、1コーナーでインを取られてしまいました。1周 |
目の最終コーナーでコースアウトしかけるミスをして差がひらいてしまいました。ですが、その後ペース |
がどんどん上がり、5周目の25Rコーナーの進入で抜き返し、その後は2位に19秒差をつけてぶっちぎ |
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りでゴールしました。タイヤのおかげも有り完勝でした。 |
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今回のレースで速く走るための心が分かりました。リラックスして余分な力を抜き、「感じて、速く走る」 |
ことです。今まで邪魔していた余分な気合を無くす事が出来ました。FP−Jrの東西統一戦に向けて、 |
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大きな自信がつき、迷いが無くなりました。 |
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東西統一戦は、絶対来年につながる結果を出します。応援して下さった皆様、スポンサーの皆様、 |
ありがとうございました。 |
KART KOZO RACING |
林 周平 |
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2008
鈴鹿選手権シリーズ第6戦 カートレース IN SUZUKA |
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SUZUKA OPEN
決勝ヒート正式結果表 |
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DATE:2008-09-21 WEATHER : Cloudy COURSE :
Wet 国際南コース |
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Pos. |
No. |
Driver |
Type |
Tire |
Team |
Laps |
Total Time |
Delay |
Gap |
Best |
1 |
1 |
林 周平 |
birel/YAMAHA |
YH |
KART KOZO RACING |
12 |
12'24.873 |
73.31km/h |
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1'01.294 |
2 |
3 |
中山 卓 |
INTREPID/YAMAHA |
YH |
ファーム・レーシング |
12 |
12'43.925 |
19.052 |
19.052 |
1'02.477 |
3 |
6 |
北山 深翠 |
INTREPID/YAMAHA |
YH |
ファーム・レーシング |
12 |
12'53.185 |
28.312 |
9.26 |
1'03.750 |
4 |
2 |
多久田 憲亮 |
TONY KART/YAMAHA |
BS |
KART KOZO R |
12 |
13'10.264 |
45.391 |
17.079 |
1'03.586 |
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以下フィニッシュライン不通過: |
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5 |
8 |
洞地 高男 |
TONY KART/YAMAHA |
BS |
TSUKIYAMA RACING |
7 |
7'23.131 |
5Laps |
5Laps |
1'03.064 |
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以上 規定周回数完走: |
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Fastest
Lap No. 1 林 周平 KART KOZO RACING 1'01.294 12/12 74.24km/h |
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規定周回数 6 |
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