※注意 版権太膨 ===== クッパはイライラしながら骨付き肉を貪っていた。 「うぬぬ、ワガハイはいつになったらピーチ姫と幸せな国を築けるのだ。」 10本目の肉を食い千切り、骨を投げ捨てる。 「それというのも、いつも!あのヒゲが邪魔をするせいだっ!」 テーブルを壊しそうな勢いで、力強く叩くクッパ大魔王。 「だが、なぜだ・・?今回は、あのヒゲの力だけでは絶対に取ることができない位置にスターを配置したはず。 そうか、、、、あの緑色の奴が手助けしたせいか!」 さっそくクッパは部下に手配させ、例の緑色の奴を捕まえることにした。 そう・・・でっていうことヨッシーだ。 ちなみに、ルイージは割と眼中になかった。念のため。 「また捕まってしまいました・・・。こんな風に捕まるのはスーパーマリオワールド以来でしたかヨッシー(語尾)」 縄で縛られ、身動きの取れなくなったヨッシー。彼を捕まえるまでに50匹近い部下が飲み込まれているのだから恐ろしい。 「ガハハハ。思えば、貴様はワガハイが幼少の頃(ヨッシーアイランド参照)にも世話になっていたのだったな! しかし、貴様のスーパードラゴンである所以(ゆえん)の無限転生がある限り、絶命させることは不可能だ。 だが、生かさず殺さず、あの赤いヒゲめに協力出来ない状態にする事は出来る!」 そして、パチンと指を鳴らすと幕が開き、大量の青い木の実が山積みになっているのが見えた。 「貴様は、この木の実を食べるとバルーンヨッシーとやらになるそうだな。」 ガッと乱暴に一掴みして、クッパはヨッシーにひとつ食べさせてやる。 「ヨ、ヨッシ?!」 ボンッと爆発するぐらいの勢いで風船状態に膨らむヨッシー。ぶちぶちと縄を引きちぎり、腹回りは5倍以上にもなった。 「ガハハハ、これは面白い!! 貴様が二度とあいつに協力出来ないように、どんどん食わせてやるぞ!」 「ヨ、ヨシィ・・・・!?」   ぶくっ、ぶくぅうう!ボンっ!!ぷっくううううううう!! みるみる2倍、3倍と膨張していくヨッシー。並の風船とは比較できないほど膨れ、パンパンになった体。 本来ならすぐに空気は抜けて元に戻るのだ。 しかし、一向に元に戻らないばかりか、追加で食べた分どんどん膨らんでいく。 「も、戻らないっ、な、なんででしょう・・・!」 「品種改良というやつだ!貴様の膨らんだ体はずっとそのままだ。よろこべ!」 大声で笑いながら、グイグイと口に青い木の実を押し込んでいく。 「そら、12個目だ。」 「はぐ、ぅ!」 ボォン!! 更に巨大化するヨッシー。クラや靴はぎゅうぎゅうに食い込んでいる。 「グフフフ、このサイズなら今のワガハイでも乗ることが出来そうだな。」 クッパは赤ちゃん時代に、ヨッシーに乗ることをあこがれていた。 ベアハグをするように力強く抱きつくと、仰向けに押し倒して膨らんだヨッシーに馬乗りになった。 「バランスボールのようだな、いい運動になるわ!」 超重量の肥満ガメが腹に乗り、ヨッシーは更に苦しくなって涙を流しそうになった。 「はぁ、ぁっ、 あぅ、マリオさん、助けて・・・」 「む?少し空気が抜けてしまったようだな。さて、13個目。これで14個」 ボボンッッ!! 急激に膨らむヨッシーの腹に、吹き飛ばされそうになる。 クッパは新しいおもちゃを手に入れた子供みたいに、ヨッシーにバルーン化する実をひたすら与え続けた。 「も、もうやめ・・・(ぶくっ!) これ以上たべ、たら、(ぶっくうう!)お腹がっ、パン・・パンク、しちゃいますっっ−−−−はう?!!」 ビクッ、ビク、と体と声を震わせ、膨張を続けるヨッシーの体。 すでに部屋においてあった棚や電飾は押しつぶされている。 「貴様も爬虫類の血を引くならば、お前は一生ワシの灰化となれ・・・あんなヒゲになど勿体無いわ!」 部屋いっぱい、ヨッシーのパンパンに膨れた腹にぎゅうぎゅう押されながらクッパは8個の木の実を一気にヨッシーに与えた。 「ヨ、ヨッシ・・・!?!!!!!!」 ググ、ググググ、ぶるぶるぶると体が小刻みに震え、緊張からか冷や汗がじんわりと体を濡らしていく。 ミシミシと音を立てながら部屋が形を変えていく。ヨッシーに抱きついたままのクッパは、すでに天井に押し付けられる形で身動きが取れない。 「ハァ、ハァッ、、、ウァ、ンク・・・ヨ、シ・・・/// これ以上は、ほん、とうに・・・クッパさ ん・・だ、め、ですーーー限界、   ぁ、ゥア・・・・ハッ ゥゥウ!!!」 容赦なく、ひたすらに、ただひたすらに木の実を飲み込ませ続ける。 クッパは説明していなかったが、この品種改良された青い実は、 万が一空気が抜けたときのことも考えて、肥育効果のある成分も含まれており、ヨッシーは膨らむだけでなくぶくぶくと太り続けてもいたのだ。 ブグウゥウウウウウウウウウウ!!! 部屋の95%をヨッシーの体が埋め尽くす。クッパの視界に広がるのは真っ白なヨッシーのお腹のみ。 ズガアアアアアアアアアン!!!!! ビル倒壊よりも派手な音と土埃を上げながら、監禁部屋は木っ端微塵に吹き飛んだ。 「ク、クッパ様何事ですか?!」 カメックがあわてて駆けつけると、疲労と熱で息を乱した風船状態のヨッシーが倒れていた。 「ふぅ、はぁ、ふぅ、ガハハなかなかエキサイティングなスポーツのようであったな。」 必死にしがみ付いていたクッパもかなり疲れているようである。 その後も、何度も何度もヨッシーは膨らまされ続け、とうとう城を破壊するほどに膨らんでしまうのだが・・・スーパードラゴン恐るべし。   THE END