一年に一度、太膨界へ時空の扉が開くーーー そのようなな事は起きませんが、先日は”デブの日”?だった記念に。 もしも、双葉様の某作品の世界に、自分達、つまり太膨の虜になってしまった者達が行けたとしたら・・・ ※ネタ記事+色々と妄想+悪ふざけで書いてるので、真面目に見ないよう。 1.もし欲望の赴くまま、欲望の町に観光へ行けたとしたら 肉塊竜となる宿命(サダメ)から逃れられなくなった者、オービス。 「ふぅーー、うっ、うぅ。ふぅふぅ、ぐふっ。」 くっちゃくっちゃと咀嚼する音だけが部屋に響く。今、部屋には・・・否。この街には自分しかいない。 つまり私が何かを食べている音、呼吸する音、自身の鼓動しか響かない。 「闇の円闘陣」に手を出すべきではなかった。 何度悔いただろう、そして如何に自分が愚かだった事か。あぁ、そうやって考え事をしている間にも、自分の体は確実に肥え太っている。 膨大に、醜く。 この膨れ上がった腹は、神秘によって命を宿したものとはわけが違う。己が欲望や醜悪な部分をひたすらつぎ込み巨大化した自業自得の結果。 一日中、休む間もなく食い・肥えるだけとなった自分…。 ふと体を見下ろす。初めは一日中食べ続けはち切れそうになる程だった腹部は今では数百キロの食料も楽々と納める事が可能になっている。 以前までは、この浮遊街で私は何でもする事ができた。 金も、行動も、自由だった。私が喋った事はなんでも実現できた。 だが今は自身の体を肥えさせる事しか出来ない。 異界から来た人間・トオルを自分の思う侭にしようと、闇の円闘陣に手を出し・・・結果、このザマだ。 返り討ちにあった私は、肉塊になるまでひたすら“太り”続け生き長らえる。 この呪縛は、おそらく命約どおり自分が肉塊と化すまでは自害すら許されないのだろう。 「げぇっぷ。ぐぅふー・・・ぶふぅーーー・・・。」 呼吸すら苦労する。食堂は常に塞がっているようなものだし、胃袋は破裂しないのが不思議なほど食料をたくわえていく。脂肪はどこまでも溜まっていき、食料を全て吸収しているようだ。 発展した都市の自動給与システムが確立し、また闇の円闘陣の効果があるせいで、私は歩行すら出来ない状態でも延々と食事を続けている。 給与段階が1段階上がったのか、今日は久々にきつくなってきた。 再び首を曲げて自分の体を見ると、まるで風船を膨らませたかの如く腹部が球状となり、丸太みたいな手足を押し広げていた。 日々、限界を超えて、肥えていく・・・ そんなオービスの元には、昔は大勢の部下や慕う者達がいた。しかし所詮は虎の威を借る為に集った狐ども。 心から慕っている者など…。 私がただ肥え太るだけの、無能な竜と化し、また気味悪いほどに太り、膨れ上がる様を見て次第に皆は去っていった。 今ではもう・・・独りだ。 独りがこれ程寂しいとは思っていなかった。 訪問客は確かにいる。だが、それは“噂”を聞きつけてやってきた野次馬しかいない。 異常なまでに肥えた竜(ワタシ)を嘲笑する者、薄気味悪いと目を逸らす者達…。 結局、誰かが来ても私はこの孤独から抜け出す事は無いのだろう…。 ============ 以後、ダイジェスト 浮遊街に、久々に大勢の客が訪れる。また野次馬が来たのか…オービスはゲップと共にため息を吐く。 そう思いきや、やって来たのは異界の住人・太膨好きな(何)人々であった オービスのぶっくぶくに肥え太った姿を見て、気味悪がるどころか歓喜する人達。 中には、お腹がパンパンになるまで食事を勧める者や、一緒に記念撮影をする者までいる。 権力目当てではなく好意で接する者達との交流に驚きつつも、他人との触れ合いの暖かさを知り、次第に改心するオービス。 タイムリミットが来て別れる事になる一同。 しかしオービスの心の隙間はもう埋まっていた。 数日後、訪れた冒険者に自分から声を掛け、呼び止める−−− ===== 2.もし一同でディブールさんに会いに行けたら 本来は偽の信仰者であった住人が本物の狂信者(何)になるだけですな。 好きに暴れ、ワガママを押し通し、自由奔放に生きる、太った竜ディブール。 そんな彼のねぐらに、大勢の人々(太膨好き)が大量の食事を用意して押し寄せた…。 「あぁん?なんだお前ら。」 「ディブール様の噂を聞きつけてやって来た者達です・・!」 以下同じ展開 祭り騒ぎで山ほどの食料を食い散らかし、どんどん太っていくディブール。 しかし、どうした事か太れば太るほど更に好かれていく。 ウエストも5〜8倍ほどになって、パツパツなお腹が地面を引きずるのも余裕なぐらい太ってしまった。 「ぐぇええっぷ!ち、ちと待て。今日はこれぐらいで・・・うぷ、腹がパンク寸前だぜ;」 「ディブール様、、、う〜ん残念。残りは明日ですね。」 だが、ある程度太ってしまうとそれ以上肥え太るのがきつくなってきた。 そこで闇の円闘陣の出番である。 罠にかけるわけではなく、純粋に太らせる為にそこへ招待し、ディブールは合意の下、そこで肥え始めた。 みるみるうちに肉塊竜となったディブール。 あっという間に肥太鼓の模様を掻き消すまでの肉体へと変貌してしまった。 だが、食料へと変化する魔法薬と増殖培養液を手に入れた人々は、それをディブールに飲ませ、腹が減らないようにいつまでも彼のお腹を満たせるようにしてあげましたとさ。 めでたしめでたし ==== 3.森竜に栄養を( 森竜フォレスのいる森へやって来た太膨好きな自分達。 緑を大切にし、資源も守り、水やりをしたり栄養のある土や肥料をやって、 世話とか、とにかく奉仕活動をやりすぎて 結局フォレスがぶっくぶくと肥えていく( でも生活排水で肥えたわけでなし、全ては自分の為にしてくれた事・・・ むしろ健康な肥満体であるので、致し方無し、と納得する。 森の循環サイクルが更に良くなって、ますます肥え太り巨大化するフォレス。 立派な森林となって、豊かな大地を育んでいきましたとさ。 めでたしめでたし・・・。(?) ======