海外サイトでの注意点
[スパイウェアの基本的知識]
海外のサイトでは、日本のサイトに比べると広告が非常に多いのが特徴です。
しかし、その広告も純粋な宣伝のみの物であれば問題ありませんが、中にはクリックをするとスパイウェア等が組み込まれてしまう物もあるのが現実です（特にアダルト系の広告には多いようです）。
また、最近ではとある場所にアクセスをしただけで（広告などをクリックしていなくても）、自動的にスパイウェア（やウィルス）を組み込む"性質の悪いもの"もあります（注 １）。
これ等を防ぐ手段はただ一つ。
「疑わしきサイトには近寄らない。怪しげなリンクは踏まない。」
つまり、自己防衛が基本となってきます。
その為には、先ずはスパイウェア等の基本的知識を身につけることが必要です（注 ２）。
[スパイウェアからの防衛]
今までにスパイウェア等を全く気にもせずにいた方ならば、間違いなく多数のスパイウェアが侵入しているでしょう。
「それは重大な問題なのか？」と言われれば、そうでも無い場合が殆どです（注 ３）。
しかし、たとえ悪質では無いにしろ、"スパイウェア"と言われる迷惑な存在である以上、無いに越した事はありません。
最近のアンチウィルスソフトにはスパイウェアを防いだり削除したりする機能も付いていますが、若干心許ない"おまけ"的な機能である事も多いようなので（注 ４）、やはり専用ソフトウェアに頼る方がより確実だと思います。
スパイウェア等の侵入を未然に防ぐ専用のソフトウェアとして、「Ad-Aware」「SpyBot」「SpywareBlaster」等が効果的です（注 ５）。
これらのソフトウェアは、アンチウィルス系のソフトウェア同様、日夜更新される大量のデータベースを元に、スパイウェア等の侵入を防ぎ･削除してくれる物です。
但し、これ等のソフトウェアを使用しても、スパイウェア等の侵入を完全に防ぐ事は出来ないので、やはり、最終的にはユーザー自身の注意が必要です（注 ６）。
（注 １） 特に要注意なのが、「アナタのパソコンはウィルスに侵されています！」等のメッセージでユーザーを騙すタイプの物です。
その中でも、「システムドクター」や「Drive Cleaner」と呼ばれる物は最も性質が悪く、何もしていなくても強制的に（ウィルス等の）インストールを勧めるメッセージが出てきます。
この手のメッセージが出た場合には、絶対に"いいえ"を選択し、すぐさま右上の×をクリックしウィンドウを閉じてください（戻るをクリックしても、元のページには戻れずに何度も繰り返されてしまいます）。
これらのメッセージは全て虚偽の物なので、絶対に"はい"は選択しないで下さい。
参考画像→ １ ２ ３ ４
（注 ２） 因みに、スパイウェア等の被害にあった際の対処方等がまとめられた「ｈｉｇａｉｔａｉｓａｋｕ.ｃｏｍ」は、とても参考になると思います。
（注 ３） もちろん、中にはウィルス顔負けのかなり悪質なスパイウェアもあります。
（注 ４） これ等の機能を完璧に比べる事は難しいので、これはあくまでも私見です。
（注 ５） これ等のソフトウェアは３種の神器とも呼ばれ、ネットサーフを楽しむ為には必須の物とも言えるでしょう。
なお、この３種の神器についての解説は「星を見る人」の"ウイルス・スパイウェア対策ソフト集"が詳しいので参考にしてみてください。
（注 ６） スパイウェアとは、あくまでも第三者からの呼び名であって、中には良かれと思って制作された物もあります（元々は良かれと思って制作された物が最初なのでしょう）。
したがって、それらの全てスパイウェアだとみなし、侵入を防ぎ･削除するのは現実的に不可能です。
